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ちりめん街道
ちりめん街道とは、与謝野町加悦の旧街道の街並みのことをいい、東西約240m、南北約630m、面積12.0haの範囲に明治・大正・昭和の建物が軒を並べております。
当地域は、中世以来、絹織物の山地として栄え、江戸時代享保7年(1722年)からは、ちりめん織の技術が、京都西陣より伝えられ大きく発展しました。
特に、明治時代から昭和初期にかけては、ちりめんの産地としてだけでなく、ちりめんを運ぶ物流の拠点としても発展し、今日も街道筋には、ちりめん商家・工場・銀行・郵便局・医院・酒蔵・役場・鉄道の駅の建物などが残されています。
観光地として作られた町ではなく、今も地域住民の生活の場なのです。どこからともなくガチャガチャと聞こえてくる丹後ちりめんの機音、加悦奥川の繊細なせせらぎ、朝夕の子どもたちの声、これらの日常が静かな空気に響きます。
複雑な現代社会に、心休まる静かな街並みを訪れて、時が止まったような感覚を味わってみませんか。
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